DUDE TONE「十字路のGuitar」

2014.5.21 RHCA-102



博多ビートシティ、TOKYO 1981、London、THE MODS。全て、このギターの導くままに

東西南北へ道が広がるその中心で男が佇んでいる。街灯の光を映し出す雨あがりの十字路で、しばらく思案顔だった男がギターを弾き始めた。傷つきやすい花を扱うごとく慎重に、しかし、笑みを抑え切れないほどの歓びを味わいつつ。決して居心地は悪くない孤独の中で弾いて、弾いて…いくつも曲を紡いだ。そんな画が浮かぶ。
全体を通して塩化ビニール盤の香りが漂うこのロック・アルバムには、訥々と想いを語っている歌がしっかり存在している。そこを支えている…いや、先導しているのが魅力的なギター・サウンドだ。共に演奏した仲間の中で、その音色が各曲の世界を鮮明に描き出し、リフがいちいち小気味良く響く。1曲ごと、即効的に感覚を刺激され、最後までドキドキしながら聴ける1枚。1st Album『AFTERGLOW』同様、THE MODSでの彼とは表情が違うものの、「ロック好きなギタリストですが、何か?」という堂々とした姿とナチュラルさが前面に出ている今作には、より強靭な存在感を感じることができる。また、「嘘発見器」にゲスト参加している森山のVocalも聴きどころのひとつだ。

【参加ミュージシャン】
苣木寛之 / 花田裕之 / 井上富雄 / 椎野恭一 / BUGY CRAXONE / 森山達也

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