LIVE DVD『BRIGADE JAM』好評発売中!音楽ライター本田隆氏によるライナノーツを掲載!

LIVE DVD『BRIGADE JAM』好評発売中!


THE MODSが2021年1月に配信したオンラインライブ「BRIGADE JAM 〜ACOUSTIC SESSION〜」がDVDで発売!
配信時には未公開の楽曲に加えて、バックステージの映像も収録。
レア曲満載、定番曲もアコースティックで大胆なアレンジが施される。普段のライヴでは見れないラフでイージーな雰囲気の中、メンバーが顔を見合わせながらグルーヴを求め合うセッションを見逃すな!

【収録曲】
ハートに火をつけて / MONEY GAME / SLOW DOWN BABY / ACE BOON / あの日に / DON’T ASK ME / 無法者の詩 / ラモーナ / HIT ME MORE / スカでぶっ飛ばせ / HONEY HUSH / 泥棒列車 / BOOM OR BUST / NOT FADE AWAY / GOOD TIMES ROLL / KEEP YOUR FINGER FREE / (I wanna be a) GANGSTER / WALK WITH ME / 不良少年の詩試聴 / ロックをトメルナ / STAY CRAZY / S・O・S / GO-STOP BOOGIE / [bonus] Extra Movie

・『BRIGADE JAM』
・発売日:2021年7月7日
・品番:RHBA-36
・価格:5,500円(税込)
・仕様:DVD片面二層1枚
・発売元:ROCKAHOLIC Inc.
・販売元:SPACE SHOWER NETWORKS INC.

 

・全国CDショップ・ROCKAHOLIC Official Goods Storeにて好評発売中!
・TOWER/HMV/Rakuten/amazon/TSUTAYAでの取扱はこちら<https://ssm.lnk.to/brigadejam>
・お近くのSHOPに在庫がない場合は品番(RHBA-36)をお店の方に伝えればお取り寄せ可能です。

 

 

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『BRIGADE JAM』LINER NOTES text by TAKASHI HONDA


THE MODSデビュー40周年のアニバーサリーを迎えた2021年は未だ先が見えないコロナ禍でのスタートとなった。前年の2020年に予定されていた『THE MODS Premium Acoustic Tour 2020 “BLUES BRIGADE II”』の全公演は余儀なく中止となり、森山達也は、盟友KOZZY IWAKAWAとのパートナーシップの元、ソロアルバムの制作に入る。

 

今回DVDとしてドロップされる『BRIGADE JAM』にはそんな経緯を経たTHE MODSの現在が凝縮されていた。

 

冒頭、カメラはスタジオ入りするメンバーの姿を映し出す。かつて森山は言っていた「本物のロックンロールバンドは踏み出す足の一歩が違う。その一歩ですぐに分かる」と。この言葉のように4人の佇まい、スタジオに入っていく足取りからもTHE MODSが健在だということが一瞬で分かる。そしてカメラはマスク姿のメンバー、スタジオに設置された消毒液を映していく。それは2021年現在のTHE MODSを取り巻く環境を示唆するものであり、この状況下、彼らがどのような音を遺していったかという軌跡を後世に伝えるためだと思えたりもする。

 

普段のステージとは異なり、メンバーが顔を見合わせ、グルーヴを生み出してゆくアコースティックのセッション。おもむろに始まった「ハートに火をつけて」から画面にくぎ付けになる。一音一音の余韻がその場の空気を包み込むような北里のバイオリン・ベース、温かさの中に60年代のビートグループを彷彿させるエッジの効いたアレンジが打ち出されている苣木のフルアコ・ギター。佐々木周の刻むビートは、森山の声、メロディラインの美しさを引き立てるかのように極めてシンプルだ。これはもう、T.MORIYAMMER名義・森山達也ソロアルバム『ROLLIN’ OVER』以降、2021年現在のTHE MODSの音であることは一目瞭然だった。森山が長年温め続けたビートルズを源流とする60年代70年代のロックの系譜から打ち出したシンガーとしての新たな可能性。そこに施されていた伝道師の役割を果たしながらも、時代を先に見据えたオリジナリティが4人の新たな解釈で唯一無二とも言えるグルーヴとなっていく。まさにレコードデビュー40周年を迎えた今も、バンドが現在進行形であることを物語っていた。

 

4人のアンサンブルが熱を帯びたように加速してゆく。中盤に差し掛かり「スカでぶっ飛ばせ」~「HONEY HUSH」~「泥棒列車」というハイエナジーなナンバーでは濃密なアンサンブルに酔いしれながらも、あの密度の高い普段のオールスタンディングのライブへも思いを馳せることが出来るだろう。タフで繊細。極めてナチュラルな楽器編成で、スタンディングのライブさながらにステージを温めていく技量は第一線で体を張ってきたライブバンドとしての証でもあった。

 

THE MODSのアコースティックとの関わりは、1997年にリリースされたセルフカバーアルバム『easy listening』まで遡ることになる。森山の後述によると、初のアコースティック・サウンドへの取り組むとなったこのアルバムは、これまでのモッズサウンドを一度分解することにより、さらなるサウンドの構築の大きな足掛かりになったという。そして革新的な傑作アルバム『CLOUD 9』が生まれた。その時再確認出来たことは、メロディラインの素晴らしさ、時代の一瞬一瞬を切り取っていたリリックのリアリティだった。さらにシンガー、表現者としての森山の圧倒的な存在感が全面に打ち出されていた。そして、そこから24年経った2021年に放たれた新たなアコースティック・サウンドはより熟成し、40年というバンドの歴史をも体感させてくれる深みを兼ね備えていた。

 

ステージではリラックスしたメンバーの笑顔を垣間見せながらも、綿密なアレンジが施され新しい命が吹き込まれた楽曲を紡いでゆく。そして、35周年のアニバーサリーを経てファンのアンセムとなった「STAY CRAZY」で一旦幕を閉じる。全編を通じ強く感じた印象は、デビュー以来失うことのない初期衝動とルーツミュージックへの敬愛の念だ。アコースティックという形態をとりながらも、このふたつが交錯する圧倒的なパフォーマンス。そう、この姿こそTHE MODSの本懐なのだ。

 

今回発売されたDVD『BRIGADE JAM』には配信時未発表の楽曲がいくつか収録されている。その中でも特筆すべきは、本編ラストを飾り屋外で収録された「S・O・S」「GO-STOP BOOGIE」だ。ステージを降りた4人がロンドンのような曇り空のもと、真正面からカメラ見据え楽器を奏でるその姿から、ジョー・ストラマーのキャリアのスタートがバスキングであり、晩年までこの精神性を継承していったことを思い出さずにはいられなかった。森山が、そしてTHE MODSがジョーの魂の継承者であり、これも忘れてはならないバンドの一面であることを力強く印象づけていた。

 

最後に。この作品にはKOZZY IWAKAWA氏がディレクターを務めたExtra Movieがボーナス・トラックとして収録されている。ここで多くは語らないが、ここに描かれるオフショットからも今現在、バンドの状態がいかに良いかということを実感できるはずだ。

 

 

 

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