2010.11.17 RHCA-101
その想い、この音色、必ずどこかの誰かへ届く。
THE MODSのギタリスト、サウンド・プロデューサーである苣木寛之。バンド内で作詞作曲もするし、リード・ヴォーカルをとることもある。だがこのアルバムは、そういうものの集大成というわけではない。普段羽織っているレザーを脱いで、別のジャケットを着た彼がそこに立っている。ただしそれは、お気に入りのひとつであるロカビリー・ジャケットでもなかった。THE MODSのメンバーには変わりないが、それとは別の顔を見せることで、こちらの期待を超えた作品。歌、バンドサウンド‥‥花田裕之をはじめとする仲間達とともに紡いだ11曲が実に表情豊かに並ぶ。
時に押し殺し、時に爆発する。甘さと苦さを携えた彼と彼等の想いが、苣木の抜群のセンスによってDUDE TONEとなり、今、確かにここへ届いた。
【参加ミュージシャン】
苣木寛之 / 花田裕之 / 井上富雄 / 椎野恭一 / BUGY CRAXONE / 外薗雄一